噴火活動は
噴火活動は1985年(昭和60年)にピークに達し、年間474回の爆発が観測され、爆発に伴う空振が福岡県飯塚市で観測されたこともあった。火山灰の噴出を繰り返し、鹿児島地方気象台における年間降灰量は1平方メートルあたり約16kgに達した。桜島島内では空振による住宅の窓ガラス破損や噴石による自動車の窓ガラス破損が多発し、鹿児島湾を挟んだ対岸の鹿児島市市街地においても降灰によって様々な被害が発生した。送電線を支えるがいしの絶縁不良による停電、道路においては降り積もった火山灰によるスリップ事故、鉄道においては架線の障害や線路のポイント故障による列車の遅れや運休、踏切の誤動作による交通事故、航空機においては操縦室の窓ガラスに傷が付く被害も報告されている。同年の火山灰による農作物の被害は約72億円に達した[2]。翌1986年(昭和61年)11月23日には桜島古里地区のホテルに直径約2m、重量約5トンの噴石が落下し建物の屋根と床を突き破り宿泊客と従業員の合わせて6名が負傷した。
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1990年代に入ると爆発回数は減少傾向を示し、2003年(平成15年)から2006年(平成18年)にかけての爆発回数は年間十数回程度である。2006年6月7日に昭和噴火の火口跡付近において小規模な噴火があり、以降は昭和火口から断続的に噴火が起きるようになった。火口周辺へ立ち入る場合には最新の警戒情報を知っておくことが求められる。
桜島は比較的新しい時代において頻繁に噴火を繰り返してきたため、噴出物が積み重なった地層は考古学における鍵層として利用される。桜島を起源とする地層として17層が確認されており、新しい順にP1からP17の記号で表される。特にP13およびP14は上野原遺跡の年代測定において重要な役割を果たした[12]。比較的新しい噴火による噴出物はボラと呼ばれ、主として大隅半島に分布している。